「山口君はボールを落ち着いてもらうことができる」
今回のザックジャパンのボランチは、常連組の遠藤、長谷部、7月の東アジアカップでMVPに輝いた若手の山口螢と細貝の4枚。このうち遠藤が6日のJ2・栃木SC戦で左足首を捻挫し、チーム始動の7日は練習を欠席。8日も別メニュー調整を強いられた。
長谷部も8月末の慌ただしい移籍と、その後の過密日程が祟ったのか、8日の練習を休んだ。主力2人のコンディションが芳しくないだけに、セルビア戦は細貝の先発出場が有力視される。場合によっては、全く一緒にプレーしたことのない山口とのコンビもありえる状況だ。
「2日間の練習でも彼と一緒にやったわけじゃないので詳しいことは言えないですけど、山口君はボールを落ち着いてもらうことができるし、攻撃も守備も強く行ける。ボランチとしていい選手だなと思います。
セルビア戦で僕らがコンビを組む可能性があるのなら、数多く喋ることで合わせていきたい。ボランチはコンビで長くやればやるほどやりやすくなるのは当然だけど、初めて組んだ時にどうできるかっていうのは大事。
彼とうまくコミュニケーションを取りながら、チームを活性化できるように2人で支えていければいいと思いますけど」と彼は代表経験豊富な年長者としてリーダーシップを発揮していく考えだ。