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香川真司 11年前

香川への評価低いモイーズ監督。序列を覆すための最も“わかりやすい”方法とは?

これまでの香川真司の使われ方を見ていると、モイーズ監督は香川を評価していないようだ。出場すればパフォーマンス自体は悪くはないが、継続的に起用されないのは香川のスタイルでは序列を上げることはできないのだろう。これを覆すためにはどうすればいいのか。答えはいたってシンプルだ。

text by 内藤秀明 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

香川では点が取れない?

香川真司
香川真司は、ベンチ入りするものの出場機会はないままだった【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 10月2日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ第2節でシャフタール・ドネツクと対戦したマンチェスター・ユナイテッドは、1−1で辛くも引き分けた。

 チームが不調の状態でありながら、アウェイで難敵シャフタールと対戦して勝ち点1を獲得できたのはまずまずの成果と言っていい。だが、9月28日に行われたウェストブロム戦の前半で途中交代となった香川真司は、ベンチ入りするものの出場機会はないままだった。

 ウェストブロム戦の途中交代について、デイビッド・モイーズ監督は試合後「戦術的な理由」とコメントした。それを聞いた時、私は「もしかすると、チャンピオンズリーグに向けての温存なのかもしれない」と考えていた。

 だが、モイーズ監督の考えは違ったようだ。ウェストブロム戦での途中交代、そしてシャフタール戦では出番が与えられなかったことを踏まえて考えると、モイーズ監督は「点が欲しいときに、香川を出場させることはできない」と考えているものと思われる。

 となると、ウェストブロム戦後にモイーズ監督が述べた「戦術的な理由」という意味合いも理解できる。具体的には「香川では点を取れないから、ヤヌザイを投入した」ということになるだろう。

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