すぐに効果は出にくいが必要は露出アップ
宇都宮:でも、Goal.comのチェーザレ・ポレンギさんは現場に来てますよ。
澤山:来てますけど、一時期全試合のレビューをやってたんですよ。その時に徹マガインディーズの猪熊脩登くんとか、舩木渉くんとかが書いていたはずなんです。だけど、3カ月とかそこらぐらいでパッとなくなっちゃった。
Goal.comは外資なんで、その辺の判断がシビアなんでしょうね。だから、「これから多くのネット媒体にパスを解放します!」となったとしても、それですぐに露出アップ、集客アップとなるかはわからない。でも、やんなきゃいけない。「まず取材に来てください」っていう、パブリックイメージを出さないとどうしようもないと思うんです。
宇都宮:あとニコ生でも話したけれども、YouTubeでもっとJリーグの映像を、その節のゴールシーンすべて、月間MVPのプレイシーンを5分ぐらいにまとめたものをちゃんと見せるとか。
澤山:間違いなく。正確な価格は知らないですけど、ハイライトの使用料がすごく高いんですよね? 例えばハイライトの使用料も、もっとリーズナブルな価格設定で販売するとか。
地方局のハイライト番組でもよく「Jリーグの扱いが小さい!」と嘆かれるファンの声がありますが、実際はそうした側面が影響しているのではないかと思います。
宇都宮:去年一緒に山下さん(修作=株式会社Jリーグメディアプロモーション)にインタビューしたじゃないですか。山下さんぐらいの方だったらそういうアイデアっていっぱいお持ちだと思うんだけれども、なかなか通らないんだろうね。
澤山:山下さんも、話しながらかなり言葉に気を遣ってらっしゃいましたもんね。
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