よろしくないクラブへの丸投げ
宇都宮：付随した話として、浦和の橋本（光夫）社長が理事会のあとでJFAハウスに来ていたサポーターに話をしたらしいですね。川崎の武田（信平）社長も、週末の試合後にサポーターに向けて説明するみたいです。Jリーグとしては、はっきりとは言わなかったけども「クラブを通してサポーターに説明をしていきたい」と言っているんですよ。
澤山：つまりクラブに丸投げしているってことですよね。
宇都宮：言葉は悪いけど、そういうことですよね。これはマズいでしょ。
澤山：こういうことが続くと「今後もだめだろうな」感がどうしても出てしまいますね……。2ステージ制に移行しようが、何しようが、リーグとして主導するべきところでクラブに任せるような感じだとうまくいくものもいかないと思うんですよ。
宇都宮：そこのへんは17日の会見でも、記者からの質問あったんですよ。答えとしては、時間がなかったと。あとは「サポーターの意見をすべては集約できない、集約して説明することが難しい」と。「いろんな方がいらっしゃるから」って、そういう話の仕方でしたね。
例えば少し時期遅いけど、12月にJリーグアウォーズあるじゃない？ 全国のサポーターが集まるでしょ。その前後にどこかで場所借りて、ちゃんとJリーグとサポーターがきちんと向き合って話すことを絶対やったほうがいいと、個人的には思うんだよね。
澤山：そうですね。それはそれでやるべきだと思います。で、それとは別に今すぐ記者会見を開くべきだと強く思います。何回やっても足りないと思いますよ、すでにもうサポーターの間に決定的な不信感が芽生えた後ですから。だけどやるとやらないとでは全然違います。
宇都宮：もちろん、大東さんにしゃべってほしいってすごくあるんだけどね、逆に大東さんにしゃべらせたくない、なにかがあるんじゃないのかと。もちろん穿った見方だけど、ここまでチェアマンが出てこないと、そう勘ぐりたくもなりますよ。
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