まず真っ先にすべきこととは?
澤山:ですね。では、さっそく列挙していきます。まず、この原稿が世にでる時点で(編集部註:対談は9月20日[金]収録)状況変わっているかもなので、その場合は「編集部註」で補完しますが、真っ先にやってほしいのは、大東(和美)チェアマンが記者会見を開いて、サポーター向けに説明することです。
宇都宮:おっしゃる通り。
澤山:まず真っ先にですよね、これ。
宇都宮:真っ先にそれ。
澤山:収録日時点で出てないですよね。
宇都宮:ネットで見てみたんだけど、大東チェアマンの動向がまったく見えてこないんですよね。もしかしたら、理事会の当日は体調が悪かったんじゃないかと、逆に心配になるくらい。
澤山:ただ、そこは現状得られる情報ではわかりませんから。やっぱり、結果で見るしかないですし、何しろ現状「最も顧客に影響を与える意思決定、その発表の場に組織のトップが出ていない」という事実だけが残ってしまっている。
確かにコメントは発表しましたけど、その後のフォローがない。「コメントで十分だ」と思っているとしたら、ちょっとどうかと思います。これほどまでに、リアルでもネットでも反対運動が盛んになっている中で。
何より顧客への仁義というところですよね。大多数のコアファンとの信頼関係が地に落ちたわけで。もうすでに各スタジアムで2ステージ制反対の運動が大々的に起こっていますし、動きを見ていると恐らく今後もやるわけですよね。
あり得るケースとしたら、スーパーステージの決勝戦で反対運動をする他チームのファンがチケットをある程度の枚数抑えて、試合中はおとなしくして、試合終わった瞬間に「2ステージ大反対」の横断幕を出すかもしれない。そういうことが起こって電波に乗ったら、視聴率がいいほどマイナスイメージが拡散するわけですよね。
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