グナブリーは宮市と同じくカップ戦に出場していたが…
これでリーグ戦は5連勝。アウェーでは12連勝と圧倒的な好成績を残す。6試合が終わっただけとはいえ、2位トッテナムとの勝ち点差を2に開くだけでなく、王者マンチェスター・ユナイテッドには同8差とした。
優勝を語るには時期尚早ではあるが、ベンゲル監督は「私たちは今季の初戦の後、大きな危機に見舞われていたようだった」とニヤリ。指揮官は開幕戦でアストン・ビラに敗れた後、メディアがアーセナルを断罪したことへの皮肉も忘れなかった。
一方、前節、プレミアリーグで初出場した宮市は2試合連続のベンチスタートになったが、今回はウォームアップもすることなく出番は訪れなかった。後半途中まで接戦が続く展開。
新鋭を投入するには厳しい面もあったのはだが、宮市よりも2歳年下のグナブリーは3試合連続での先発した上、この日はトップチームでの初ゴールを決めた。
ポジションは宮市もプレーできる右サイド。25日に行われたリーグ杯のウェストブロミッジ(WBA)戦ではともに延長戦をフル出場した。プロ生活初の120分の試合に宮市は「下半身が全部つってしまって」と疲労困憊で振り返った一戦から3日。
ライバルは確実に結果を出した。WBA戦での自身のプレー内容について「納得していない」と再三繰り返した宮市にとって競争は確実に激化している。
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