右ウイングとしても高いパフォーマンスを発揮
さて、そのリヴァプール戦はここまでの無難な選手選考から一転、両ウイングに攻撃的な香川真司、ナニ、セントラルMFに同じく攻撃面での貢献が期待されるライアン・ギグスを起用。そして3人の守備面の負担を減らすためにフィル・ジョーンズが、もう一人のセントラルMFとしてプレーした。
普段とはまったく違うメンバーでの試合ということもあり、前線からのプレスに連携のズレがあり、ピンチをまねくシーンもあった。だが、チームコンディションは良く、集中を保ち続けた結果、無失点で試合を終えた。
そして、気になる日本代表MFのパフォーマンスに関して、英メディア「Sky Sports」の評価は7点。得点もアシストもなく、そして低い位置でボールを失うシーンもあった。
しかし、それらマイナス要因があっての7点は、香川のペナルティーエリア侵入に関するプレーの質の高さが、評価されたことを意味する。もし前述のマイナス要因がなければ、さらに高い評価を得ていたとしてもおかしくない。
また前半の一部と、後半は右ウイングとしてプレーし良いパフォーマンスを披露出来たのも好材料だ。右サイドバックのラファエルと香川はパスを出すタイミング的にも、技術レベル的にも相性がよく、良い連携が見られた。右ウイングとしても戦力と見なされれば、起用される頻度は増えるだろう
微妙なボールタッチのズレをみている限り、まだ香川のコンディションは完全に整っているとは言えない。にもかかわらず好パフォーマンスを披露出来ているのは、今後への期待も大きい。
なんにせよ、8月のベンチにすら入れない最悪の状況は過ぎ去った。香川がシーズンを通してスタメンを確保出来るかは、今週末のウェストブロム戦や、10月5日のサンダーランド戦など各下相手との対戦が続くここからの1ケ月が正念場だ。
【了】
提供:J SPORTS
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