香川がマンチェスター・シティのような強豪相手に出場するには？

　ここまで、香川の欠点に対して指摘し続けたが、決して香川が悪い選手というわけではない。そもそも攻撃的な選手なので、守備面に難があるのは仕方がない。とはいえ、マンチェスター・ユナイテッドは選手全員に守備を求めるチームなのだ。

　以上を踏まえた上で、香川が今後マンチェスター・シティのような強豪相手にもスタメンでプレーするには二つの方法がある。

　一つは、守備の課題を出来るかぎり改善するということ。もう一つは、守備の課題は捨て、攻撃に特化し、メッシやクリスティアーノ・ロナウドのように得点やアシストを重ねれば、守備を重視するモイーズ監督といえども、香川を起用するだろう。ただ、スタメンへの近道は前者だとは思う。

　レバークーゼン戦の試合後には「僕的にはちょっと納得のいかない試合になってしまいました」と現状に満足していない様子で、向上心は当然ある。ただ、自分の課題に関しては「後半もミスが続いたし、激しさで負けていた」「点を決められなかった」など、攻撃面しか語らなかった。守備面でも改善を心がけて欲しい。

　何はともあれ、体調、守備の課題を考えれば、マンチェスターダービーで出場するとしたら、途中からだ。香川の特性を考えると、勝っている時には出場の可能性は低く、引き分けか負けている時の出場となるだろう。

　過去のパフォーマンスを見る限り攻撃面で貢献出来るのは周知の事実。今後、鍵を握るのは守備面だ。もし、途中交代で試合に出場してきたのなら、読者の皆さんには香川の攻撃もそうだが、守備にも注視して欲しい。

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