空きのないポジション。左サイド限定か
モイーズ監督は試合後、「今日のようにファン・ペルシーとルーニーの2選手がゴールを決めてくれれば、非常に大きな存在になるはずだ」と話した。攻撃はイングランドとオランダ代表の両ストライカーに期待する、とういう見方だが、指揮官は14日のクリスタル・パレス戦後にも同様の発言をしていた。
「ルーニーを中盤で使うことは現時点ではない。起用するならば前線だ」
「対戦相手が『ファン・ペルシーとルーニーを相手にしないといけない』と脅威を与えるようなパートナーシップを確立させたい」
つまり、今後も4-4-2を維持した上で、2トップはルーニーとファン・ペルシーに任せるということだ。両選手とともに2トップの一角を香川が担う可能性も否定できないが、そこにはエルナンデスもいる。
これにボランチで使うフェライニら他選手の起用法も判断材料に入れると、現時点では香川の出場は中盤の左サイドに限定されるだろう。そして、そこには香川と交代で出場したヤング、ウェルベックも控えている。
ファン・ペルシーのような絶対的なレギュラーとしての地位を確立していない現状では常時出場するのはかなり難しいのではないか。
香川は新シーズンで一歩を踏み出したが、苦しい状況は依然として続いている。しかし、それを変えることができるのは本人しかいない。
【了】
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