「試合を決めることができる選手になりたい」
――この先、どのような選手になりたい、どう進化したいと考えていますか?
「色々と考えている中で、『ゲームをつくる』ということがとても大事だと思っています。ただ、このチームだと俊さんもできるし、ボランチの2人もできる。
マルキもボールキープできるので、自分がボールを持ち始めてしまったらバランスが変わってきますので難しいのですが、ゲームを組み立てる、ボールを奪われないキープの仕方をもう少し身に付けないといけないし、背負った時の強さも欲しい。
あと、最後の決めきるところの精度はもっと上げたいです。もっと点の獲れる、ゲームを決めることができる選手になりたい。『今日は調子がいい』ではなく、『この試合は学が試合を決めた』という大宮戦のような試合を増やしていきたいです」
――第16節の大宮戦のゴールは、4人をかわしてシュートまで持っていくスーパーゴールでしたが、シュート前に中町選手がエリア内に飛び込むなど、味方の選手が齋藤選手のドリブルコースを上手く作っていました。個人ではなく、チームとして齋藤選手の特徴を把握しているのがよく出たスーパーゴールだったと思います。
「ミックスゾーンで言われなかったので、あれがマチ君(中町公祐)だったと知らなかったのですが、あとでマチ君から『あれ俺だよ』と言われました(笑)。
愛媛の話に戻ってしまうのですが、戦術の1つでオレがカットインでドリブルをしたら『皆、スペースを空けろ』という約束事があって、それをひたすらやる練習がありました。あの練習は、気まずかったですね(苦笑)」