激化したFWのレギュラー争い
今シーズンのサウサンプトン公式HP選手一覧に、李忠成は再び名を連ねた。昨シーズン後半は、出場機会を求めてFC東京に期限付きで移籍していたが、サウサンプトンに復帰。ここで戦っていくことを改めて自身の公式HPでも表明している。
正直に言うと、李のサウサンプトンにおける状況はかなり難しい。サウサンプトンのエースであり、31歳にしてイングランド代表初招集、初出場のファーストタッチでゴールを記録して、遅れてやってきた春を謳歌している時の人リッキー・ランバートは好調を持続。
さらに今夏、イタリア代表FWパブロ・オスヴァルドという大物が加入し、昨季はレギュラーだったジェイ・ロドリゲスからランバートの相方の地位を奪い取った。こうして昨季よりサウサンプトンにおけるFWのレギュラー争いは激化している。
この陣容の時点で既に、厳しさがうかがえるとは思うが、さらに李にとって向い風なのが、今季サウサンプトンが志向しているサッカーのスタイルだ。