アルメリアに所属。キム・ヨンギュとは?
17歳の韓国人選手がリーガエスパニョーラのピッチを踏みしめた。アルメリアに所属するキム・ヨンギュだ。8月20日(日本時間)に行われたビジャレアルとの開幕戦、後半39分。2-2の緊迫した状況での投入は、彼に対する期待の表れのようにも映った。
『スポーツ韓国』は、「短い時間だったが、身軽な動きを見せ、一つのフリーキックを奪うなど、順調に開幕戦を消化した」と報じた。また『NAVER スポーツ』は、「韓国のイニエスタ」との見出しをつけ、プレシーズンマッチで見せていたキム・ヨンギュのプレーを「自分よりも背が二まわりほど大きな選手たちを相手に、安定したファーストタッチ、ノンストップパス、相手の虚をつくシュートなどで注目を集めた」と振り返っている。
キム・ヨンギュが初めて注目されたのは、2009年にシンガポールで行われたU‐14アジア選手権だ。同大会の決勝戦で、1ゴール1アシストの活躍を見せ、韓国優勝の立役者となった。
中学を卒業したキム・ヨンギュは同年スペインに渡り、2011年1月にアルメリアのユースチームと5年契約を結ぶ。その後、16歳のときにU-18チームで、17歳で2軍と言えるBチームでプレーし、去る8月20日に1部リーグ・デビューを果たしたのだった。
若いアジア人選手ということで現地でも注目されているらしく、スペインのスポーツ専門紙『マルカ』は、キム・ヨンギュのインタビュー記事を掲載し、「爆発力とスピードを備えたMF」と紹介。168センチと小柄ながら、個人技とスピードを武器に、左サイドなどでの活躍が期待されている。