「2009年のような衝撃はなかった」
相手に先制点を奪われた24分の場面では、外に流れてきたFWワリスの縦を切ったところで、後ろにヒールパスを出された。
「やられたシーンもありますから、そこは謙虚に受け止めないといけない」と前置きしながらも、「2009年の衝撃は無くて、それを今日のガーナがあまり良くなかったのか、僕自身は分からない部分がある」と語るのは、この4年間で弛まぬ努力と厳しい経験を積み重ね、大きく成長したことへの自信だろう。
「相手がアフリカの選手だから、負けしてもしょうがないで終わらせてしまうと、これからの僕たちの成長も、伸びしろも難しい。1人ひとりがアフリカの選手でもそうですし、まずはフィジカルで負けるというメンタリティから変えていかないと」
そう語る長友自身も、ここで満足して成長を止めるつもりは毛頭ない様子だ。
「僕自身も口だけ大きいことを言っていてもしょうがないので。プレーで見せていかないと若手も付いてこないと思うし、もっともっと成長しないといけない」
左膝に故障を抱え、一時は手術の是非も問われ、コンフェデ出場にも疑問が投げかけられた長友だが、今季のセリエAでは開幕から2試合連続で得点をあげるなど、好調をアピールしている。
10月の東欧遠征でも彼がセルビア、ベラルーシを相手にも1対1やコンタクトプレーで強さを示すことが、周囲にも良い影響を与えていくはずだ。
【了】
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