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日本代表 11年前

川島永嗣が語る“原点回帰”と“リスタート”。ザックジャパンが進むべき道とは何か?

text by 元川悦子 photo by Asuka Kudo / Football Channel

「僕らは間違いなく以前より強くなっている」

川島永嗣
川島は今のザックジャパンは南アの時よりレベルアップしたと確信している【写真:工藤明日香 / フットボールチャンネル】

 2013年に入ってからのザックジャパンは停滞感が色濃く感じられる。が、代表チームの4年間に紆余曲折はつきものだ。川島はそれでも今のザックジャパンは南アの時よりレベルアップしたと確信しているという。

「僕らは間違いなく以前より強くなっている。2010年の僕らは89分間守備をしているようなチームだったけど、今はゴールを狙いに行っているし、アタックのクオリティも上がっている。実際、今のチームは守備的な選手よりも攻撃的なメンタリティを持った選手が多いですよね。

 ガーナ戦で1失点したのもそういう部分が影響していると思います。正直、簡単にボールを失うことも本当に多い。だからこそ、僕らはペナルティエリアでもっと集中力を高める必要があるし、そこで耐えて跳ね返さなければいけない。攻守両面をもっと高めていくべきだと思いますね」

 川島自身はこれからUEFAヨーロッパリーグに参戦し、自己研鑽を図ることになる。守護神のスケールアップはチーム力向上に必要不可欠。ブラジル本大会までの9カ月間でさらなる成長を遂げて、ザックジャパンを力強く牽引してもらいたい。

【了】

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