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日本代表 11年前

代表の守備戦術をどうすべきなのか? 内田「後ろに引く、前から行く、どっちかにするって問題じゃない」

text by 元川悦子 photo by Kenzaburo Matsuoka

「基本的に選手は監督が考えることを練習でやって、試合で出していくだけ」

 グアテマラにはとりあえず勝利したが、今回のガーナ戦の結果はまだ分からない。さらに10月のセルビア・ベラルーシ2連戦、11月の欧州遠征と相手は確実に強くなっていく。ザックジャパンとしては、どのレベルまでなら自分たちのスタイルを出して勝てるかをしっかりと見極めていくことが肝要だ。

 ただ、ドイツやオランダといった強豪国と対峙する場合には、どうしてもラインを下げざるを得ない状況は起こり得る。もしもザッケローニ監督がそういう判断をしたら、内田は全力で取り組むつもりだ。

「シャルケでも高いステージに行くたびにいろいろ考えましたけど、基本的に選手は監督が考えることを練習でやって、試合で出していくだけ。選手同士でも話し合いますけど、やっぱり監督の戦術が第一だから。

 とにかくサッカーは全て結果。戦う前にいくら言っても結果が出なかったらうまくいったことにはならないしね。すごい簡単なことですよ」

 鹿島アントラーズで育ち、ドイツ屈指の強豪・シャルケでプレーする男の勝利へのこだわりは今の日本代表にとって必要不可欠。高い舞台で積み重ねてきた老獪さをぜひ見せてほしいものだ。

【了】

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