「(グアテマラとは)やっぱりチーム力の差はありましたよね」
6月のコンフェデレーションズカップと8月のウルグアイ戦の強豪4試合で13失点を喫して全敗し、「勝てるんだったらどんな形でも構わない」と心の底から勝利を渇望した内田篤人。
その思いを内に秘めて帰国し、9月2連戦にのぞんだが、6日のグアテマラ戦は酒井高徳が右サイドバックで先発。彼は出番のないままベンチから試合を見守ることになった。外からチームメートのプレーを客観視しつつ、内田は次なるガーナ戦に気持ちを切り替えていた。
「自分たちがしっかりやったから、ああいうゲーム(3-0の勝利)になったというのはある。ただ、やっぱりチーム力の差はありましたよね。グアテマラ戦は決定機を作られることはなかったけど、ウルグアイみたいな強豪相手だと一瞬のスキが失点につながる。そういうFWが向こうにいるから。
1分の1、3分の1くらいの確率で点を取ってくるFWがいれば、自分たちのミスとか連携不足が浮き彫りになってくる。アジア予選でもそういうことはあったかもしれないけど、世界レベルになると相手が見逃してくれないですよね」と彼は言う。CLベスト4経験者は世界トップの凄さと迫力を誰よりもよく分かっているのだ。