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日本代表 11年前

シュートゼロ、不完全燃焼の香川「シュートを打ててない自分に腹立たしい。ムカついてる」

text by 元川悦子 photo by Asuka Kudo / Football Channel

「最後のところで詰まったりしている」

「クラブでは本物のストライカーと言えるすごいやつがいるけど、代表では自分がよりゴールという結果を求められている。そこが大きな違いだし、すごく責任感も楽しさもある。だからこそシュートを打ってないことが一番腹立たしいし、ムカついている。

 相手が引いていたのは分かるけど、自分もいい形まで行っていたし、手ごたえは感じた。それなのに最後のところで詰まったりしている。そこが本当に悔しいです」とエースナンバー10は反省の弁を繰り返すしかなかった。

 それでも、とりあえず1試合をこなしたことでコンディションや試合勘は上向くだろう。真価が問われるのは10日のガーナ戦(横浜国際)である。

「今日は相手も相手。もっと厳しい戦いの中でどこまでできるかっていうのは大事だと思います。ガーナはすごくレベルの高い相手ですし、今の自分の力を測れる戦いの場でもある。そこに切り替えて調整していきます」と香川は気力を振り絞って頭を切り替えた。

 このガーナ戦で彼が思い描くようなゴールシーンを数多く作れれば、ユナイテッドでの苦境脱出のきっかけをつかめるかもしれない。次のゲームは彼の今後を左右する大一番になりそうだ。

【了】

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