「多くのチャンス、ゴールにこだわりたい」
2013年に入ってからの香川は2月のラトビア戦、3月のヨルダン戦、6月のコンフェデレーションズカップ・イタリア戦と3ゴールを奪っており、数字的には比較的コンスタントといえる。けれども、本人はこのペースに満足していないという。
「3点は物足りない。コンフェデやウルグアイ戦で攻撃陣はよかったと言われているけど、僕を含めてもっとやらなきゃいけないことは沢山ある。ゴールを取ることもそうですし、その過程としていいコンビネーションだったり、個人の突破、崩しという意味でもっといろいろチャレンジし続ける必要がある。
今回もホームですし、どれだけチャンスが多く作れてゴールが生まれるのかというところにこだわってやりたいです」と彼は得点への野心をむき出しにして、大阪・長居スタジアムのピッチに立った。
この日の攻撃陣のスタメンは大迫勇也の1トップに、2列目は右から岡崎慎司、香川、清武弘嗣。香川がトップ下に入るのは、6月のイラク戦以来だ。大迫とのタテ関係は初めてでやりにくさはあっただろうが、彼としてはゴール前へ積極的に飛び出してシュートを打つ形を数多く作りたかった。