「僕自身は来年のワールドカップをつねに意識してる」
日本代表でも2009年10月の香港戦以来のゴールを期待したいところだが、それ以前にまずやらなければならないのが守備の再構築だ。最近の強豪との4試合で13失点という惨状から脱却するためにも、長友のリーダーシップと献身的な守備は必要不可欠だ。
「失点が多いってことで、ディフェンス陣ばかりが見られがちですけど、守備っていうのはチーム全体でするもの。前線、中盤の選手としっかり連動して守備をしていかないと、強豪相手では簡単なミスが続けばやられてしまう。いかに連動して相手に対応するかをこの合宿期間でしっかりみんなと共有したいと思います。
今回は比較的活動期間が長いけど、10日というのはやっぱり短い。ピッチにいる時だけじゃなくて、ホテルにいる時からコミュニケーションを取ることも大事。僕自身は来年のワールドカップをつねに意識してるんで、個人としてもやるべきことをしっかり確認したい」と今回の9月2連戦のテーマを明確に設定している。
守備の連動性を高めるためにも、自分の周囲にいる選手たちとの意思疎通をより高める必要があると長友は考えている。合流初日だった3日のトレーニングでも、今野泰幸、遠藤保仁、香川真司といった面々とこと細かく意見をぶつけ合ったようだ。