大きな痛手だった文鮮明の死去
クラブ創設以降、手厚い支援を行ってきた文鮮明だが、昨年9月に他界。城南一和は、唯一無二の後援者を失ったことになる。以前からクラブの支援に消極的だった教団や傘下企業は、今年も例年と変わらない150億ウォンとも言われる財政支援を行ったが、同時に最後通告をしたという。
この支援の打ち切りは、予想されていたことだった。というのも、昨年、統一グループのスポーツマーケティングを担う統一スポーツは、女子サッカークラブの忠南一和を解散させており、城南一和も文鮮明亡き後の運営を疑問視され続けていたからだ。
最後通告を受けたクラブ首脳陣は、今年頭からクラブを買収してくれる企業や自治体を探したが、年間100億ウォンを超える運営費をまかなえる団体は見つけられず。城南一和を城南市民クラブに変えて、城南市への受け入れも検討したが、同市の結論は「買収は難しい」というものだった。
現在、市民クラブとしての受け入れを検討しているのは安山市だ。同市は、ソウル近郊の城南市から西に40キロほど離れた人口75万人ほどの都市で、最新設備を備えた総合スタジアムもある。ただし、公式な発表は何一つ出されていない。
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