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宇宙人と遭遇!? 大橋裕之が描くシュルレアリスム的サッカー漫画「ザ・サッカー」とは?

『フットボールサミット』で連載中の漫画「ザ・サッカー」。サッカーを知らない漫画家・大橋裕之による、あまりに独特過ぎる世界観が描かれている。その魅力とは?

text by 編集部

宇宙人と出会い、自転車で日本一周する

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 メッシすら知らない――。

 そんな男がサッカー漫画を描いている。タイトルもズバリ「ザ・サッカー」。『フットボールサミット』で連載し、最新刊で7回を数える。

 作者は大橋裕之。『シティライツ』(講談社)や『遠浅の部屋』(カンゼン)で描いた、あまりに独特過ぎる世界観は、サブカル界では知らぬ者はいない。

「ザ・サッカー」でも、大橋が見た、大橋がありのままに感じたサッカーが描かれている。シンジは宇宙人と遭遇し、内田少年は自転車で日本一周する少年という設定。最新刊でも誰もが知っているサッカー選手を彷彿とさせる人物が描かれている。

 もちろん、これらはすべてフィクション。大橋は編集部から特集に因んだ選手の写真と簡単な経歴を教えられただけ。そこから大橋は感じたことを漫画として落とし込む。現実とは違う。だがしかし、主人公の持つ世界観と、大橋の作品にある世界観はどこかで交差している。

 これはまさにシュルレアリスムだ。大橋が感じた超現実が「ザ・サッカー」の中にはある。

『フットボールサミット第14回 横浜F・マリノス王者への航路』で描かれたとある少年の初恋は、一体どのような結論を迎えるのか? 大橋にしか描けない“サッカー”を是非感じ取って欲しい。

◎大橋裕之先生が出演するイベント情報はこちら!

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