苦しい選手層のはずが、香川はベンチ外
1日に行われたノースウェスト・ダービーで、マンチェスター・ユナイテッドがリバプールに0-1で敗れ、今季初黒星を喫した。
試合を決定付けるゴールはあっけなく生まれた。4分、リバプールはジェラードが蹴ったコーナーキックをアッガーがヘディングシュート。ゴール方向へ向かったボールを再び頭で合わせたのはゴールライン数メートル前にいたスタリッジ。
ボールの方向を変えると、簡単にゴールへ納まり、リバプールがリードを奪った。ユナイテッドも反撃に出たが、リバプールのスペースをつぶすサッカーに苦戦。結局は無得点で敗れ去ることになった。それでもモイズ監督は意外にも淡々としていた。
「内容は良かった。優勢な時間帯は長かったが、ゴールだけを決めることができなかった。失点した時に集中力を失った以外はよくやった。2、3度の好機を生かせなかったのは残念だ」
ユナイテッドにとって大きな痛手があったのは事実だ。試合前の練習でルーニーが頭部を負傷して欠場。モイズ監督は苦しいやりくりを迫られた。しかし、その状況の中でも香川真司にトップ下を任せることはなかった。それどころか日本代表の名前はベンチ入りメンバーにも入っていなかった。
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