「4失点しましたけど、逆に4点取れるチャンスもありました」
遠藤自身は吉田、今野を含めた最終ラインを信頼し、彼らをできる限りサポートしたい意識は強い。ただ、失点を減らそうとするあまり、ベタ引きしてブロックを作るような守備的な戦い方に一気にシフトするのは得策でないという意見を彼は持っている。
「試合の流れによって自分たちが引かざるを得ない状況も多々あるでしょうけど、今までの戦い方をしっかりやって自分たちの力を出せば、強豪相手でも勝つチャンスは十分あると思っています。自分たちが前に行くことによって後ろにはリスクがかかるので、バランスをどう取るかが非常に重要なところですね。
引いて守るとなったら、ただベタ引きすればいいだけの話。でもみんなも決してそれだけでは満足しないでしょう。コンフェデもブラジルには完敗しましたけど、イタリア戦やメキシコ戦は十分やれていましたからね。ウルグアイにも4失点しましたけど、逆に4点取れるチャンスもありましたから。
急にやり方を変えてうまくいく時もありますけど、ギャンブル的な要素も多い。今までやってきたことの精度を上げることをまずは意識してやりたいなと。
ディフェンシブにするのは得策ではないかなと思うので、より高いところでボールを取れるように全体で連動して動けるようにしたいですね。実際、失点が多いのは事実なんで、それを減らせるように全体で取り組んでいけばいいと思います」