「失点は中盤や前の選手たちのミスから始まることが多い」
コンフェデのイタリア戦やウルグアイ戦で吉田麻也が決定的なミスから失点に絡んでしまうなど、昨今は守備陣が矢面に立たされるケースも多くなっている。けれども遠藤は「失点=DFの責任」という考え方が誤りであることを改めて強調する。
「点が取れなかったらFWの責任になるのと同じで、失点が多いとどうしてもGK含めたディフェンスラインのせいにしがちですけど、失点は中盤や前の選手たちのミスから始まることが多い。
自分たちがミスをせずに相手にパーフェクトにやられるんだったら仕方ないですけど、どこかしらでミスが起きている。それを全員が減らしていけば、失点の確率も減る可能性は高まる。『自分は前の選手だから関係ない』っていうんじゃなくて、みんなが1つひとつの精度を高めていかないといけないと思いますね。
麻也と今ちゃん(今野泰幸)のセンターバックに関しては、守備だけじゃなくビルドアップも要求されている。2人とも足元の技術はしっかりしているし、コンビネーションの問題もない。彼らがどうこうってことではないと思います」