次戦もベンチスタートが濃厚か
8月16日に開幕した今季のプレミアリーグ。王者マンチェスター・ユナイテッドも2試合を消化したが、香川真司の姿がピッチに立つことはなく、24歳の「開幕」はまだ訪れていない。
ある程度予想できたことと言えなくはない。6月のコンフェデレーションズカップ出場後、チームから休養を与えられた香川が欧州に戻って、チームの一員として出場したのはわずか2試合。時間にすれば80分にも満たない。現時点では他の選手が優先されるのは無理もないことだ。
ユナイテッドの次戦は9月1日に行われるリバプールとのノースウェスト・ダービー。26日のチェルシー戦では新たなけが人が出ていない状況を考えれば、基本的な布陣は同様の布陣になるだろう。
つまり、4-2-3-1を採用し、1トップはファン・ペルシー。2列目の両サイドはウェルベックとバレンシアが入り、ルーニーがトップ下から攻撃を指揮する形。香川は再びベンチスタートになる可能性が高い。
香川がモイズ新監督のチームに合流して日も浅いだけに、現時点では今後の起用法を展望するのは容易ではない。とはいえ、ひとつの鍵を握るのは移籍市場終了時点での戦力だろう。具体的にはルーニーの去就と新戦力の加入の有無である。
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