リベリが「偽背番号9」?
選手たちは基本的な部分での「ニュアンス」(ザマーSD)の変化に気づいている。「僕らへの要求は、これまでとはまったく違うものだ」と語るのはCBのジェローム・ボアテングだ。
フランク・リベリはブレッシャ戦で採用したのは4-1-4-1システムだったと言い、「ちょっとおかしな話」だがグアルディオラはこのシステムを将来的に採用することを計画しているという。別の練習試合では、リベリは不慣れな「偽背番号9」としてもテストされている。
落ち着いて言葉を足したのはミュラーだった。
「僕らはもう、練習の中で少しずつ進歩している。ピッチ上でのルートと、ボールに対する動きは、ちょっと違うものだ」
そして基本的には大きな変化はないことを、こんなジョークで表現した。
「ルイス・ファン・ハールの下では、ボールを使って練習した。ユップ・ハインケスの下でもそうだった。だから、(昔からあったために)冷めたコーヒーみたいなものなんだ」
バイエルンにおける変革は、確かに大きなものではあるはずだ。ボールを使っての強度あるトレーニングの時間は、すべて戦術浸透に費やされる。まず守備面から見ていくと、選手は特定の役割を確定されずに、スペースを守ることを求められる。これはセットプレーでも同様だ。
開幕戦でバイエルンはボランチを1枚とし、そこにシュバインシュタイガーを置いた。昨季レギュラーだったハビ・マルティネスは今後、どのような形で起用されるのだろうか? また新戦力であるチアゴ・アルカンタラをどこに組み込み、「偽背番号9」を誰が務めるのか?
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