開幕戦、出場の可能性は？
確かに今季のマンチェスター・ユナイテッドは現時点でザハ以外の新戦力を獲得していない。
新監督に変わったとはいえ、4-2-3-1のフォーメーションや戦術も昨季を踏襲しそうな雰囲気だ。香川がイングランドでチームとともに戦ったのはウィガン戦のほか、9日に行われた親善試合のセビリア戦の2試合。
与えられたポジションは2列目の左サイドとトップ下。昨季と同じである。
しかし、合計の出場時間は90分にも満たない。コンフェデレーションカップに出場したため、チームメートよりも遅い合流を許可されたとはいえ、新シーズンへ向けての準備期間はあまりにも短い。
スウォンジー戦は香川がイングランドに戻って、中一日で迎える。
強行移動、プレシーズンでの試合出場の少なさ、他の主力選手にけが人などがそれほど出ていない状況、前日移動となるアウェーの一戦などを考慮すれば、試合の最初からピッチに立つのは極めて低いのではないか。可能性があるとすれば、ベンチ入りからの途中出場だろう。
いずれにしてもスウォンジー戦の後は26日のチェルシー戦まで1週間以上の期間がある。冷静に考えれば、この間に入念な調整を行って、次戦以降に備えるのが妥当だ。
シーズンは長い。マンチェスター・ユナイテッドは今季も50試合以上を消化することになるはず。開幕戦に香川の姿がないといって、悲観することはない。
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