「向こうはチョンボみたいなミスをしない」内田
ウルグアイ戦は決定力、そして局面の正確性など、前回W杯ベスト4の強豪に格の違いを見せ付けられる悔しい敗戦となった。勿体なかったのは前半27分の失点だが、日本の現状を象徴する失点にも思われる。
右からのスローインから、全体が高いポジションを取っていたところで、センターバックのゴディンに競り合い後のボールを拾われ、左足で前方に蹴りだされる。そこから吉田がスアレスにあっさりと裏を破られ、斜めに持ち上がるスアレスに今野がダッシュで迫ったところで、中にマイナスのボールを出された。
そこに走り込んでいたのはフォルラン。ペナルティエリアで右足を合わせると、逆サイドから中に絞って来た酒井高徳がスライディングで止めに行くが、ボールは伸ばしかけた右足の下をかすめ、必死に跳びつく川島を破ってゴールネットを揺らした。
この時、右サイドバックの内田はスローインの流れで前に出ていたが、時間帯としては守備をしっかり意識しながら、相手に先制点を取らせないことが大事だと考えていた様だ。
「高いラインを保つのはいいんですけど、向こうの選手は失点に絡むチョンボみたいなミスをしないですよね。縦パスをミスる、横パスをミスるは向こうも僕らもありますけど、失点に絡む直接のミスは少ない。やっぱり守備からしっかり入らないと、先に点を取られると厳しくなってくる」