重要になってくるパスの出し手・遠藤との連携
「圭佑君は預けてボールを持ってこそだと思う。中盤はそういう選手が多いので、僕は思い切ってオフ・ザ・ボールのところで勝負していきたい。
最後のパスコースを作ってあげるのも大事ですけど、やっぱり(圭佑君は)シュートをどんどん打つと思うので、左足のいいところに落としてあげたり、ワンタッチで極力ボールを左に置けるようにという意識はあります。セレッソでもエジノがそうやし、そのイメージでできたらいいかなと思いますね」
柿谷が1トップで機能するうえで、本田と同じくらい連携を重視しなければいけないのが、その背後にいるパス出し役の遠藤保仁である。国際Aマッチ出場133試合という金字塔を打ち立て、今もなお記録を更新中の大ベテランとの共演に、彼自身も大きな期待を抱いているようだ。
「ヤットさんとはこれまで全然、一緒にやったことがないけど、(自分が)見ていなくても出してくれる選手。長いパス、短いパスの意図っていうのがあると思うから、その意図を僕がどんどん感じ取っていきたい。
日本代表は中盤の3人のところに一番プレッシャーが行くから、そこをかいくぐれた時、一番前の僕は一瞬でゴールに近い位置におれる。自分もボールを引き出せると思うし。まあ、うまく合うかどうかはまだ分かんないけど、積極的にやっていきたいですね」
柿谷は中盤の動きを見ながら連動することを頭に入れながら、最前線でゴールを狙っていくつもりだ。
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