7月初旬、太陽の日差しが強く降り注ぐなか、もう一つのコンフェデレーションカップ、その名も『裏コンフェデ杯』の二日目が虎ノ門にあるフットサルコート「mobcast フットサルスタジアム Supported by SFIDA」で開催された。
『裏コンフェデ杯』とは、「日本一レベルの低いフットサル大会」を目指す 「ビギワン」が主催するフットサル大会。参加者には共催の「UNITEN(ユニテン)」から各国代表のユニフォームをモデルにしたユニフォームが与えられ、まるで代表気分を味わいながらフットサルを楽しむことができる。
※日本代表モデルはユニテン提供ではありません。
6月29日に行われた大会一日目も盛況に終わり、その翌週に虎ノ門にある屋外コートに場所を移して大会二日目が行われた。
※6/29のレポートはコチラ
開会式が行われ、午前の部がスタート。都会の真ん中にある虎ノ門フットサルスタジアムに、各国のユニフォームを着た選手たちが集った。
各チームの代表者によるくじ引きでユニフォームが決定された。午前の部はアルゼンチン、メキシコ、スペイン、タヒチ、日本をモデルにしたユニフォームを着用。
午前の部の優勝はタヒチ代表のユニフォームを着た「FC WIS」。3勝0敗1引き分けと、結果的に無敗で総当たり戦を戦い抜いた。
優勝チームには閉会式で盾が贈呈された。
午前の部が終わり、続けて午後の部が開幕。午後の部には芸能人フットサルチームである『南葛シューターズ』も参戦した。ファンも応援に訪れ、大会はますますにぎやかな雰囲気に。
芸能人チームといえど真剣なプレーを見せる南葛シューターズ。最終的には2勝1敗1引き分けという好成績を残し、2位という結果だった。
シュートを決め、天を仰ぐ『OSK Yumikos』(スペイン)。ピッチには笑顔があふれた。
午後の部はかなりの混戦になった。そのうち僅差で優勝を掴んだのは、日本代表ユニフォームを着用した『富本ヴォルティス』。本家「コンフェデレーションカップ」の借りを返した。
全試合を終え、閉会式が行われた。南葛シューターズの監督、漫画家の高橋陽一氏は本日急きょ不参加となったが、MIPを受賞したチームにサインボールが贈呈される。
優勝を飾った『富本ヴォルティス』。キャプテンのフジモトさん(写真後ろ左)は、「自分自身の調子は悪かったんですが、みんなが走って助けてくれました。優勝しに大会に来て、こうして日本代表のユニフォームで勝てたのは嬉しいです」と喜びを語った。南葛シューターズについても「練習しているな、とアップを見た段階から思いました。参考になった部分が多かったです」と賞讃した。
この日はユニテンなどのユニフォームブランドを手がける「フラスコ100cc」の代表取締役、矢口貴士氏も大会を見守った。「とにかく暑い中でしたが、皆さん頑張ってこのように盛り上がったのは良かったです。実際『タヒチが勝った』『日本が負けた』と皆さんが話しているのを聞くと、本当に国際大会のようでした」と大会を振り返る。また、「ユニフォームは決してメインになることのないひとつのツールです。でもユニフォームを着ることでチームに一体感が出たり、盛り上がったりする。だから『ユニフォームは高い』という常識を変え、なるべくその垣根を低くして多くの人に届けたいんです。今回お渡ししたユニフォームも、今大会で終わらせずこれからも着てくれたら嬉しい」と、今大会のユニフォームサプライヤーになった意図を語った。
猛暑の中での試合となったが、二日間ともに盛況に終わった裏コンフェデ杯。それを支えたのは、スタッフの準備、的確なクラス分け、そして参加者たちのモチベーションが上がるようなユニフォームを含めた演出の数々だった。最後は南葛シューターズが大会に花を添え、終始和やかな雰囲気で大会の幕は閉じた。
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