北朝鮮代表と韓国代表が笑顔で抱擁する場面も
東アジアカップ3連覇を逃したショックは計り知れないが、女子W杯アジア予選を兼ねた来年の女子アジア杯で、新しいなでしこジャパンが最高の結果に昇華させることができれば、今大会の意義がよい方向に語られることになるだろう。
最後に、この試合後、優勝が決まった北朝鮮代表がピッチを一周するウイニングランを始めた。すると、北朝鮮代表より先に各スタンドからの声援に応えて歩いていた韓国代表と北朝鮮代表が交わり、ピッチ上で互いに笑顔で抱擁をしながら、健闘を称え合った。
なでしこを下した韓国代表が、北朝鮮代表の優勝をアシストした形となったため、2,370人が集まった蚕室総合運動場のスタンドからは、一斉に温かい拍手が送られた。
両チームの選手たちは実に多くのスポーツ報道カメラマンの前で、ひとつになり、まるで同時優勝したかのように笑顔で記念撮影に収まっていた。隣国同士で難しい関係ではあれど、このような光景もスポーツの舞台だからこそ見られる光景だった。
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