評価できる大迫と豊田の距離感
――オーストラリア戦、初戦からザッケローニ監督はメンバーを全員入れ替えました。
「率直に言って驚いたね。練習を見ていても、そんな雰囲気は感じられなかったし、勝負にこだわって、ある程度軸となる選手は残すと思っていた。チーム全体の把握、選手全員のチェックをしたかったんだと思う。これは今までにない傾向だけど、僕はいい印象を持っている」
――そういった中で勝利を収めました。
「それは評価すべきだけど、コンビネーションの面を見ても高いパフォーマンスとは言えなかった。モチベーションは高かったと思うし、個人での収穫はあった。ザッケローニ監督の収穫もそこに絞られると思う」
――攻撃陣は2試合連続で3得点。結果は出しています。
「そうだね。システムを変えずに大迫(勇也)をシャドーのような形でスタートさせた。豊田(陽平)のフィジカルを活かして、2列目を上手く使えていた。ただ、大迫はシャドー的な動きだけでなく、前に前に行く姿勢があって、それが良かった。豊田といい距離感があったし、それが得点につながったよね。
やはり豊田と大迫の関係性はいいと感じた。二人ともフィニッシャーとしての能力は非常にいいものを持っている。大迫は実際に2点をとっているし、決定力がある。ターゲットに積極的に絡んでいく姿勢がいい。
山田(大樹)を含めて攻撃陣は特徴を上手く出せた試合だったね」
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