日本戦を前に2人が離脱
そして迎えた韓国戦。全体的に動きの良くないオーストラリアは、試合を通して受け身に回る苦しい展開。それでも、GKガレコビッチの攻守に助けられ、開催国相手に何とかドローに持ち込む。
試合後、オジェック監督は「シーズン只中の韓国と違い、リーグ戦から間が空いている我々のコンディションはベストではない」と低調なパフォーマンスの原因をコンディション面に求めた。
さらには、「大会前から言っているように、この大会は、将来のために選手を見極める良い機会。今日も個人として素晴らしいパフォーマンスを見せた選手が何人かいたが、彼らに関しては、(主力が戻っても)チームに残ってポジション争いに割って入る可能性が見えた」と、内容はともかく「戦力の見極め」に関しては順調であることを認めた。
来豪したリバプールとの親善試合(24日)を控える所属のメルボルン・ビクトリーからの要請を受け、GKネイサン・コーとMFコナー・ペインがチームを離れ帰国、総勢21名となったサッカルーズ。次戦の日本戦(25日)は、2つのタスクのうちの「結果」を得るには負けられない試合となる。
この大会で“二兎”を追うオジェック監督が、2匹とも仕留めるか、それとも2匹ともとり逃してしまうのか――まずは、現在の手駒のベストの布陣で臨む日豪戦でのお手並み拝見といきたい。
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