モイズ「プレシーズンでは勝敗は大事ではない」
勝利を収めたピヤポン氏は試合後、「結果には驚いている。だが、我々は運が良かった。シーズンの途中でフィジカル的にも良い状態にある。それにこの試合で勝ち負けは重要ではない」と冷静に語った。
印象に残った選手としては自チームからは無失点に貢献したムアントンのDFリ・クワンチョンをあげ、ユナイテッドに関しては「プレシーズンで練習も不足している」として特定の選手の名前をあげなかった。
初陣を落としたモイズ監督は「あまり良い結果ではない」と認めながらも、「何人かの選手を90分間起用できたのはコンディション調整面で良かった」と前向きに捉えた。
「初戦の敗戦は今後への悪い兆候か」との質問には「そうならないことを祈る。プレシーズンでは勝敗は大事ではない」と語った。ジャヌジャジに関しては「彼はとてもよくプレーしていた。思った通りのことをしてくれた」と評価した。
17日にはチェルシーが再びシンハーオールスターズと対戦し、28日はリバプール、8月7日にはバルセロナがタイ代表と試合を行う。世界的な人気を持つクラブが、普段は訪れない異国のファンの前で実際にプレーをし、交流を深めることは大事なことだ。ただ、今のタイに必要なのは、例えば強豪国との強化試合だと私は思っている。
2015年に開催されるオーストラリアでのアジア杯予選でタイはクウェート、レバノンに連敗を喫し、早くも本選出場が危ぶまれている。私としてはいつか日本代表にタイと本気の強化試合をしてほしいと願っているのだが。
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