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先制点のタイ選手にブーイング。緩すぎる雰囲気の中、モイズ新監督の初陣を落としたマンU

バンコクで13日に行われたマンチェスター・ユナイテッド対シンハーオールスターズの試合は、なんと後半にあげた1点を守り切ったオールスターズがユナイテッドを下した。その後、ユナイテッドの選手たちはすぐさま次の試合が行われるオーストラリアへ向かう機上の人となった。

text by 長沢正博 photo by Masahiro Nagasawa

開始数時間前から大勢のファンが会場に

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スタジアムには大勢のファンが駆けつけた【写真:長沢正博】

 当日は強い日差しが照りつける中、試合開始5時間前、午後3時ごろには既に会場周辺には赤いマンチェスター・ユナイテッドのユニフォームに身を包んだ大勢のファンが詰めかけ、グッズショップやスポンサーブースは混雑の様相を呈していた。

 そして時間を経るごとに、ファンの数は増していった。

 スタジアムの開門直前には待ちきれないファンがゲートに押し寄せ、金属探知機を含むセキュリティーを通過すると、それぞれの入場口へ足早に向かっていた。

 タイはまだ雨期だが、この日はスコールに見舞われることもなかった。報道によれば会場周辺では大渋滞が起き、テレビやラジオはドライバーにそのエリアを避けるよう告知をしていたという。

 シンハーオールスターズはテラシル、ダグノ、マリオといったアジアチャンピオンズリーグに出場したムアントン・ユナイテッドの選手を中心にスタメンを構成してきた。

 チームを率いたピヤポン氏は試合前、「0-0の引き分けを狙うようなことはしたくない。選手たちには魅力的なサッカーをしてもらいたい」と報道陣に語っていた。だが、試合が始まると、深く引いて守るわけではないものの、DFラインは5バック気味となってやはり守備を重視してきた。

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