開始数時間前から大勢のファンが会場に
当日は強い日差しが照りつける中、試合開始5時間前、午後3時ごろには既に会場周辺には赤いマンチェスター・ユナイテッドのユニフォームに身を包んだ大勢のファンが詰めかけ、グッズショップやスポンサーブースは混雑の様相を呈していた。
そして時間を経るごとに、ファンの数は増していった。
スタジアムの開門直前には待ちきれないファンがゲートに押し寄せ、金属探知機を含むセキュリティーを通過すると、それぞれの入場口へ足早に向かっていた。
タイはまだ雨期だが、この日はスコールに見舞われることもなかった。報道によれば会場周辺では大渋滞が起き、テレビやラジオはドライバーにそのエリアを避けるよう告知をしていたという。
シンハーオールスターズはテラシル、ダグノ、マリオといったアジアチャンピオンズリーグに出場したムアントン・ユナイテッドの選手を中心にスタメンを構成してきた。
チームを率いたピヤポン氏は試合前、「0-0の引き分けを狙うようなことはしたくない。選手たちには魅力的なサッカーをしてもらいたい」と報道陣に語っていた。だが、試合が始まると、深く引いて守るわけではないものの、DFラインは5バック気味となってやはり守備を重視してきた。