コンフェデを来年への貴重な糧としなければならない
――昨日(16日)の試合ではメキシコを相手に勝利。ですが、2戦目のVS日本という難しい試合の次には、あのブラジルとの対戦が控えています。端的に、イタリアは目標である「4強入り」を果たせますか?
「もちろんその目標を果たすために全力を尽くす。言えるのはそこまでだよ。とにかく、この難しいグループでの戦いを我々は来年に向けて成長するための貴重な糧としなければならない。特に若い選手たちにとって、あの聖地にして伝説の“マラカナ”に足を踏み入れることは、もうそれだけで何物にも代え難い財産となるだろう」
――これはあくまでも“仮定”の話なのですが、もしも今この時期に「U-21欧州選手権」が開催されていなかったとすれば、今回のコンフェデに呼ばれたであろう若手は誰であったのでしょうか。
「もちろん少なくはない複数の選手がここに名を連ねていただろう。現に、これまで既に何人かは招集されているのだからね。だが、当然のことながら今この場で具体的な名を私が挙げることはできない。
大切なのは、彼らが成長するために十分な時間とプレーする場を与えられるということ。焦る必要はない。1つひとつ階段を着実に上がってきてもらいたい。ただ、あえて繰り返せば、現U-21には極めて興味深い、将来が実に楽しみな選手が複数名いるのは紛れもない事実。
DF、MF、FW。もちろんGKも含めて、各ポジションに優秀な若手が揃っている。そして明日(18日)の決勝(『U-21欧州選手権』)、対スペインは実に興味深い一戦になる」
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