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【独占インタビュー】ブラジル代表MFパウリーニョ「日本戦は厳しい試合になる。去年ほどの点差はつかないだろう」

text by 沢田啓明 photo by Kazhito Yamada / Kaz Photography

「代表で立場を保証されている選手など、1人もいない」

――あの試合で見えた日本代表の問題点は?

「それは、ちょっと言いにくいな…。1つだけ挙げるとすれば、我々が日本からボールを奪って攻撃を仕掛けたとき、マークが少しずれていることがあった。そこをうまく突けたときに、ブラジルの得点が生まれたんだと思う」

――昨年の11月末、ブラジル代表の監督がマノ・メネゼスからスコラーリに変わりしました。このことは、あなたたち選手にとっても驚きでしたか?

「そうだね。あのタイミングでの監督交代は、ちょっと予想していなかった。でも、協会が決めたことだから…」

――監督が変わって、チームはどう変わったと思いますか?

「フェリッポンが経験豊かで強力なリーダーで、チームを1つのファミリーにまとめあげようとしていることを強く感じている。戦術的な変更については、まだよくわからないんだ。コンフェデ前の合宿で本格的な練習をするから、その頃にははっきりしてくるんだろうと思う」

――これまでセレソンではラミレスとダブル・ボランチを組むことが多かったわけですが、彼がコンフェデ出場メンバーから外れました。

「代表で立場を保証されている選手など、1人もいない。監督のチーム構想に入れるよう、練習から一生懸命やるしかない」

――コンフェデでは、中盤で誰とコンビを組むことになると思いますか?

「ボランチにはエルナネス(ラツィオ)、フェルナンド(グレミオ)、ルイス・グスタヴォ(バイエルン・ミュンヘン)、ジェアン(フルミネンセ)といるわけだけど、誰と一緒にプレーしてもうまくゆくように準備するよ」

――昔から前へ出て行くのが好きなタイプだったのですか?

「そうだね。理想は、守備と攻撃の両方を高いレベルでこなせる選手。守備をしっかりやった上で、タイミングを見て攻撃に加わるのが好きなんだ。相手チームも、後ろから出てきた選手はつかまえにくいから、決定的なチャンスになりやすいと思っている」

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