11日のイラク戦。日本が既にW杯出場を決めていることから、これまでサブだった選手にも出場のチャンスがめぐってきました。フットボールチャンネルでは、試合前日から「日本代表　サブ組の選手で誰に期待する？」というアンケートを行いました。（アンケートはこちら）

　投票結果は以下のようになりました。

1位　高橋秀人 18票
2位　乾貴士 17票
3位　中村憲剛 13票
4位　清武弘嗣 7票
4位　ハーフナー・マイク 7票
6位　西川周作 5票
7位　栗原勇蔵 4票
7位　酒井高徳 4票
7位　細貝萌 4票
10位　酒井宏樹 3票
11位　権田修一 1票
12位　伊野波雅彦 0票

　1位の高橋秀人は途中出場こそしましたが、後半ロスタイムからの投入。「今、遠藤の代わりが出来るのは彼ぐらい。代表で彼をフルで見てみたい」と高い評価する声がある一方で、「代表でのプレーを見たことがないから」という理由も多くありました。

　2位の乾貴士は意外にも出番なし。「シュートを打ち続ける意志の強さ、香川が出た場合のコンビネーションからの勝負が一番期待できる」という声もあったのですが…。高いポテンシャルを持っているだけに、コンフェデで日本の切り札として活躍して欲しいものです。

　そして、何と言っても注目すべきは0票の伊野波雅彦でしょう。「攻撃の活性化」を期待する声が多い中、DFの選手への注目は高くなかったのかもしれません。しかし、試合では後半ロスタイムまで出場。体を張った守備で無失点に貢献し、サブで最も活躍した選手と評価する人もいます。これは嬉しい誤算と言えるかもしれません。

　もうすぐ始まるコンフェデ、そしてその先にあるW杯はチーム全体のレベルを上げなければ好成績を収めることは難しいでしょう。であれば、今ベンチを温めているメンバーがレギュラーを脅かすまでの成長を遂げ、ポジション争いが激しくなることが代表のためになることは言うまでもありません。

　日本代表がさらに強くなるために、「誰がレギュラーでもおかしくない」と多くの方が感じるまでに、今選ばれている23人、そして今後選出される選手たち（すなわちすべての日本代表になる資格を持つすべての選手）が成長することを願って止みません。

【了】