ちょっと不思議な行動録 試合前日まで
●応援のために働く
三交代制の職場を選び、遠征に発つギリギリまで働き、試合が終わった後にすぐ戻って働いているという実話がある。深夜勤務をして試合に行く時間を作り出しているという話もある。サッカーを見るために働くという、目的意識ははっきりしているが、本当にそれでいいのかどうか時々不安になる日々を過ごしている。
●身内にはネガティブ
試合に負けた後は「もうダメなんじゃないか」という声が上がる。勝った後は最初こそ威勢がいいが、しばらくすると「こんな勝ち方では次がない」という悲観的な意見が出る。勝っても負けても、試合結果を肴にグラスが進む。
●クレームはネットで
試合中の応援についてのクレームがインターネットで寄せられる。気にしないですむよう読まないでおくが、間違って目に入ると結構傷つく。身内で怒りを共有して、再び前向きになる。
●次の試合の準備
休む間もなく次の試合の準備が始まる。特にマスゲームを仕掛けるサポーターは大変な用意をしなければならないが、同時に「試合に集中したい」というハードコア系のサポーターとの調整が必要となる。
●トラブル対応
同じグループ内や、他のグループとのトラブル勃発。ちゃんと話をしておかないと、のちに大きなトラブルになる。
●クラブとのやりとり
クラブからの依頼があることも。そのときは、サポーターとしての考えに沿っているかどうかで協力するかどうか決める。クラブにクレームを入れることもあるし、クラブからクレームを入れられることもある。時としてグループ内の誰かの罰を連帯責任で受ける。
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