インテル負傷者続出は呪い?
「ここまでくれば、もはやマクンバ(ブラジルに伝承する呪いの儀式)の仕業という他はない」。
28日、ある地元紙はインテルを取り巻く状況についてこのように伝えた。言うまでもなく、同日のパレルモ戦で主将のサネッティが左アキレス腱断裂の大ケガを負ったことだ。
前半14分、右サイドを深く破ってクロスを上げた際、ライン際でパレルモDFアロニカと接触。その際左足首に強い痛みを感じ、そのまま担架で運ばれていった。同試合ではシルベストレも右太腿内転筋を痛めており、この試合の時点で故障者はなんと15名に及んでしまった。
サネッティにとってはプロ選手としてのキャリア20年で初めての大ケガで、しかも晩年。「これで引退か」とも噂されたが、幸いバビアの医大付属病院で行われた手術は無事に成功。右足から腱の一部を移植し、3週間ギプスで固めた後にリハビリを開始するとのことだ。
執刀医によれば、「6ヶ月で実戦復帰出来る状態にはなる」という。サネッティは2日、病院で早速記者会見を行い「僕はまだ力を感じているから復帰したい。ネガティブな出来事の中からもポジティブな事を見つける事が必要。今までも僕はすぐに(ショックから)立ち直ろうとしてきたし、今だってそうする」と力強く語っていた。
インテルの故障者一覧
P | 選手名 | 故障箇所 | 故障時期 | 全治 |
---|---|---|---|---|
DF | サネッティ | 左アキレス腱断裂 | 4月下旬 | 6ヶ月 |
DF | サムエル | アキレス腱炎症 | 4月下旬 | 不明 |
DF | シルベストレ | 右太腿内転筋の第2度損傷 | 4月下旬 | 1ヶ月 |
MF | カンビアッソ | 左足内転筋の筋繊維剥離 | 4月中旬 | ナポリ戦から復帰予定 |
MF | グアリン | 右足平目筋第1度損傷 | 4月中旬 | ナポリ戦から復帰予定 |
MF | ガルガーノ | 右膝大腿部直筋の筋繊間繊維第2度、第3度損傷 | 4月中旬 | 1ヶ月 |
DF | 長友 | 左膝外側半月板損傷 | 4月中旬 | 不明 |
FW | カッサーノ | 右太腿二頭筋の筋腱繊維第2度損傷 | 4月上旬 | 1ヶ月 |
FW | パラシオ | 左太腿ニ頭筋の筋腱間繊維第2度損傷 | 4月上旬 | 1ヶ月 |
DF | エムバイエ | 右膝側幅靱帯損傷 | 4月上旬 | 1~3ヶ月 |
MF | スタンコビッチ | 右太腿屈筋の違和感 | 3月中旬 | 不明 |
MF | オビ | 右太腿筋肉損傷 | 3月中旬 | 2ヶ月半 |
FW | ミリート | 左膝前十字靱帯および側副靱帯断裂 | 2月中旬 | 6~8ヶ月 |
MF | ムディンガイ | 左アキレス腱断裂 | 1月下旬 | 6ヶ月 |
GK | カステッラッツィ | 右肩脱臼 | 12月中旬 | 2~4ヶ月 |
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