合計7-0 衝撃的な完敗劇
ロッベンの得意の左足での巻いたシュートがバルデスの手をすり抜けた瞬間、試合は急加速で収束に向かっていった。
最低でも4点が必要だったバルセロナにとって、49分の一撃は致命的だった。
この時点で合計スコアは5-0。逆転は不可能な点差だ。その後もバルサはいいところなく、結局3-0、合計7-0という大敗を喫してしまった。
バルサは1stレグからメンバーを入れ替えてきた。まず、コンディションが整わないメッシを外し、3トップはセンターにセスク・ファブレガス、左にビジャ、右にペドロ。中盤はイニエスタとチャビ、底には負傷のブスケッツに代わってソングを起用した。
人材不足のセンターバックは、ピケと引き続きバルトラを使った。右サイドバックはダニエウ・アウベス、左には出場停止明けのアドリアーノをコンバートした。
対するバイエルン・ミュンヘンは、1トップにはマンジュキッチが復帰し、コンディション不良(風邪と伝えられている)のダンテに代わってファン・ブイテンを起用した以外は同じメンバーで臨んだ。
普段通りの4-3-3ではあるものの、先発メンバーが大きく変わり、また1stレグでバイエルンのやり方はある程度把握できたバルサ。
だが、なぜ彼らはなすすべもなく敗れてしまったのだろうか。
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