メッシとマラドーナの共通点
メッシにも、ロナウドにも、ロッベンにも、ネイマールにも、レバンドフスキにも、イブラヒモヴィッチにも、共通していえることがある。
骨盤がおきている、ということだ。
骨盤? なんだ? と思われた方も多いだろう。骨盤とは、上半身と下半身をつなぐ重要な骨のこと。その骨盤がおきている、というのはどういうことか。骨盤がおきていると何かメリットがあるのだろうか。
『DVDでレッスン!骨盤おこしエクササイズ(カンゼン)』『「骨盤おこし」でからだの不調は消える(PHP文庫)』の著書で、えにし治療院院長の中村考宏氏は、かつてマラドーナがプレーする姿をみてまざまざと感じたという。
「あのコロンコロンとした上半身が常に、前へ、前へ、と出ている、つまり重心が前へつんのめるようなドリブルをしていた。骨盤がおきていると重心が前へ出る。その状態だと、骨盤に接続している両脚の股関節もスムーズに回転するようになるんです。
マラドーナの骨盤はおきていて、非常にスムーズな股関節の回転が、前へ、前へ、という爆発的なエネルギーを生んでいるように感じました。今でいえば、同じようなことをメッシにも感じますね」
骨盤がおきていないと、サッカーではどういう悪影響を及ぼすのだろうか。
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