窮地に陥ったバルセロナ
チャンピオンズリーグ準決勝、世界中が注目したバルセロナとバイエルンの1stレグは、バイエルンが4-0で先勝した。4-0というスコアで敗れたチームが2ndレグで逆転したことは未だかつてない。バルセロナが準決勝で敗退する確率は極めて高くなった。
しかし、今大会のバルセロナは決勝トーナメント以降、常に追い込まれながらも跳ね返してきたのも事実だ。決勝トーナメント1回戦のミラン戦では1stレグを0-2で落として追い込まれながら、2ndレグでは見違えるようなサッカーを展開し4-0で大逆転勝利。
準々決勝のパリ・サンジェルマン戦も2ndレグで先制されて敗退の危機に陥ったが、途中出場のメッシの活躍もあって同点に追いつき、辛くもPSGを振り切った。
今回の状況はこれまでよりもはるかに厳しい。バルセロナのホームで行われる2ndレグでバイエルンにアウェイゴールを決められた場合、同点でも敗退になる。つまり、バルセロナは5点以上のゴールを挙げながら、バイエルンを無失点に抑えるという、困難なタスクに挑戦しなければならない。
このような状況でも「もしかしたら」と思わせられるクラブは、世界中を探してもバルセロナぐらいだろう。バルセロナが逆転で決勝に進出するためには、何をするべきなのか。