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解説者不在、時間・得点表示もなし!? タイでのJリーグ中継の問題点

東南アジア戦略の一環としてJリーグは昨年、タイプレミアリーグとパートナーシップ協定を締結。タイでのJリーグの放送も始まった。それから1年。現地では今、どのように放送されているのかを、改善が必要と思われる点と併せてリポートしたい。

text by 長沢正博

レベルの高いJリーグ

 最近のタイでの楽しみの一つが、週末にJリーグの生中継を見ることだ。

 昨年、音楽や出版、衛星放送事業などを手掛けるタイの大手メディア企業GMMグラミー社が5年契約でJリーグの放映権を獲得。同社が運営するGMM SPORT(GMM SPORT ONE、GMM SPORT EXTRA、GMM FOOTBALL EXTRA)の3つのチャンネルで、Jリーグの生中継が毎週計3試合行われている。

 日本とタイの時差は2時間。今の時期なら午後2時キックオフの試合は12時から、午後7時キックオフなら5時から放映されている。GMM SPORTは基本、専用の受信機などを購入しなければ見ることはできないが、私の住むマンションではケーブルテレビを通してGMM SPORT ONE、GMM SPORT EXTRAの2チャンネルを見ることができる。

 余談だが同チャンネルでは、アメリカで制作されている英語によるJリーグのハイライト番組「GAMBARE(頑張れ)!J-League!」も放送されている。さらに、公式サイト上では現在、FOOTBALL EXTRAがStreaming配信されている。ブラウザによっては見られない、Facebookの「いいね!」ボタンを押さなければいけない、など条件はあるが、興味がある人は覗いてみてほしい。

ストリーミングサイト
http://www.gmmsport.com/livechannel/live_stream.php
各チャンネルの中継予定(一部。更新は遅い)
http://www.gmmsport.com/highlightsprogram1.php
※リンク先は海外サイトになります。リンク先で起きた不具合等につきましては、当サイトでは責任を負いかねます。ご了承ください。

 日本で暮らしていた時、家では地上波と一部のBSしか見られなかったため、時折これらの局が中継する時にしか、Jリーグをテレビで見ることはできなかった。それがタイで毎週、見ることができる。タイプレミアリーグの会場へ足しげく通い、タイの野性味あふれるサッカーをよく目の当たりにしている私にとって、Jの選手たちの高い個人技、鮮やかなパスワークは新鮮に映り、改めてJリーグのレベルの高さを実感させてくれる。

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