盤石の2列目だがJにも有望株が
[センターフォワード]
現在の1トップのレギュラーは前田遼一。ハーフナー・マイクが2番手といった位置づけだ。そこに割って入れそうなのが鳥栖の豊田陽平。フィジカルが強く、“点”で合わせることができる。劣勢時のパワープレー要員としても期待できる。5月のブルガリア戦で招集濃厚との報道があったが、是非試して欲しい選手だ。
同じくストライカータイプとしては柏の工藤壮人。スピードがあり、マークを外すのが上手い。タレントが揃う2列目を活かすという意味では浦和の興梠慎三も適している。
[2列目]
控えメンバーも含め、最も充実しているのがこのセクション。海外組でも多くの選手が活躍しているが、Jにも代表の武器になれそうな選手はいる。例えば、浦和の原口元気。切れ味鋭いドリブルは以前から知られていたが、昨季からボールを収める能力が向上した印象だ。本田不在時だとなかなか前線で収める選手がおらず、起点を作ることに苦労していたが、そこを解消することもできるだろう。
今の2列目の選手たちと同タイプだが、セレッソの柿谷曜一朗も呼ばれても不思議ではない。特に今季は覚醒した感があり、独力でも得点機を演出できるようになっている。乾貴士や清武弘嗣を脅かすような存在であり、ポジション争いも活性化するだろう。
懸案となっている本田圭佑の代役だが、磐田の山田大記も一度試して欲しい選手だ。ゲームメイク力では今のJではナンバー1と言っていい。
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