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レアル戦スナイデルは輝けるのか? ドルトムントは攻撃的姿勢を取り戻せるか? ~CLベスト8の見所~

9日、チャンピオンズリーグのベスト8、2ndレグの2試合が行われる。ガラタサライ対レアル・マドリーとボルシア・ドルトムント対マラガだ。両試合の注目ポイントはどこにあるのか。

text by 植田路生 photo by Kazuhito Yamada

スナイデルがカギを握るレアル・マドリー戦

 今日の深夜、チャンピオンズリーグのベスト8、2ndレグの2試合が行われる。ガラタサライ対レアル・マドリーとボルシア・ドルトムント対マラガだ。

 レアル・マドリーはホームでの1stレグを3-0で勝利した。内容も完勝と言っていい試合だった。ホームに強いガラタサライではあるが、得点力のあるブラク・ユルマズが累積警告で出場停止になるなど逆転するにかなり厳しい状況に追い込まれた。

 大差がついてしまったのは、守備陣があまりに脆かったこともあるが、攻撃でも形を作れなかった。特にスナイデルは完全に抑えこまれた。彼のところでパスワークが乱れてしまっては、頼れる前線のドログバ、ブラクにもボールがわたらず、決定機は自ずと少なくなってしまう。

 3点が必要な2ndレグではスナイデルがマドリー守備陣のチェックをかわし、ゲームを作っていくしかない。もちろんそれは、簡単はことではない。

 もう1試合は、マラガのホームで行われた1stレグをスコアレスドローで終えた。ポゼッション率も50%同士、最後はお互いに引き分けでも良しとする空気が流れたこともあったが、内容も互角だった。

 ベスト8が決まった段階での優勝を予想するウィリアム・ヒルの賭け率では、バルセロナ、レアル・マドリー、バイエルン・ミュンヘンに次ぐ4番目だったドルトムント。一方のマラガは下から2番目。評価の高かったドルトムントはなぜ苦戦したのか。

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