省エネしながらも勝利。強さを見せたユナイテッド
30日に行われたプレミアリーグ第31節、アウェイのサンダーランド戦に臨んだマンチェスター・ユナイテッド。代表戦明け、中1日でFA杯チェルシー戦が控える厳しい日程の中、前半にあげた1点を守りきり、勝ち点3を積み上げた。
この日のユナイテッドのフォーメーションは4-4-1-1。1トップにはファン・ペルシー、トップ下には香川真司が入った。だが、ほとんどの選手が代表戦に招集され、また1日のチェルシー戦を考慮して、ルーニー、エブラ、ファーディナンドらは温存。
いわゆる“省エネ”モードで戦ったユナイテッドだったが、首位に立つ強さは見せつけた。相手がキャタモール、フレッチャーを怪我で欠き、攻撃がぎこちないこともあったが、チャンスらしいチャンスは作らせなかった。
【写真:山田一仁】
特にクサビが入ったときに見せる厳しいチェックは、ビッグマッチのそれと変わらない精度だった。リーグ戦をシティやチェルシーに大差をつけられているのは、こうした締めるべきところをきっちりと締めているからだろう。
注目の香川真司は代表戦の後とあってベンチスタートかと思われたが、先発出場。79分までトップ下としてプレーした。得点、アシストこそなかったが、パフォーマンス自体は悪くなかった。
サンダーランド戦で見せたのは、普段とは違う黒子としての香川だ。
【次ページ】前でも後ろでも、攻撃の起点になった香川