優勝は確実、焦点はその時期に移ってきた
この結果、自力で優勝に必要な勝ち点は13になった。残りは9試合。
2季ぶりの優勝は確実で、焦点は時期に移ってきた。偶然にも4月8日にはマンチェスター・シティーとホームでダービーを迎える。昨季は最終戦のロスタイムに優勝をさらわれるという劇的な形で王者を奪取されたが、今季はその地元ライバル相手に優勝をほぼ決定づけるという、最高の雪辱がシナリオに入ってきた。
ベンチスタートになった香川の出場はようやく85分に訪れた。4-2-3-1の布陣でトップ下に入ったが、ロスタイムを含めての約10分間ではファン・ペルシーへのクロスを上げた以外はやるべき仕事は残っていなかった。
マンUでの香川の次の仕事は代表戦後。クラブは26日のワールドカップ予選のヨルダン戦後、香川をプライベートジェットでマンチェスターに戻すための準備をしているとみられる。30日のサンダーランドとのリーグ戦、4月1日に控えるFAカップ準々決勝のチェルシー戦に備え、ファーガソン監督ができるだけ早くチームに合流させたいためだ。
指揮官がターンオーバー制を採用している現状も考えれば、香川にはどちらかの試合でこの日の約10分ではなく、十分な出場時間を与えられそうだ。そこで何ができるかは未知数であるが…。
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