バイエルンが何とか逃げ切り
圧倒的有利な状況から一転、追い込まれたバイエルンだったが、何とか守りきりベスト8進出を決めた。試合後、バイエルンのハインケス監督はつたない試合運びについて「大事に至らずに済んだ。我々はまだ何も勝ち取っていない。目標を達成するには今後もハードワークが必要だということを、いいタイミングで思い出させてくれる敗戦だった」と反省の弁を述べている。
アーセナルは昨季も初戦を0-4で大敗しながら、2戦目で3-0と大逆転劇にあと一歩を迫っている。2戦目の出来はさすがはベンゲルと言えるものだが、結果はついてきていない。本人も試合後に「チャンピオンズリーグ敗退は誰にとっても辛いものだが、我々が挑んだ相手は欧州屈指の強豪だ。今夜はうまくプレーできたが、勝負は180分間ある。1試合だけよくても勝負には勝てない」と述べている。
アーセナルの敗退により、プレミア勢は1995-1996シーズン以来となる、ベスト8を前にした全滅。一時期はベスト4に3チームを送り込むなど、チャンピオンズリーグの舞台を席巻していたプレミア勢だが、今季はグループリーグで2チームが敗退。1つのサイクルが終わろうとしている。
【了】