名古屋は闘莉王の影響力がやはり大きい
――鹿島に続くのは?
「5位ね。こっから難しいなぁ。名古屋。ストイコビッチ監督が上手くいっていたのは、補強だよね。Jで活躍した選手を獲得して年々戦力を増していった印象がある。玉田、闘莉王、ケネディ、ダニルソン、藤本淳吾など」
――ただ、昨季は闘莉王をFWにしたり、少し苦しい戦いだったと思います。
「そう。でも彼は得点力があるからね。だから名古屋は闘莉王に結構かかっている。彼もケガがちだから、そこは難しい。闘莉王抜きだと戦い方も変わってくるので。スタイルがないと言えばない。玉田、ケネディも年齢的なこともあるから、出来ればこのセクションは補強した方が良かったよね」
――矢野貴章はどうでしょう?
「チームにプラスになるという意味では期待できる選手です。ただ得点ということを考えると過度には期待できないですよね。チームバランスがとれるいい選手という印象ではありますけども。名古屋の懸念材料は、ここ数シーズン補強で上手くいっていたチームが今年はあまりしていない。そこでしょうね」
――6位は?
「難しいなぁ(笑)、仙台。昨季は一番よくやったチームだと思う。ただ、今年は未経験のACLがある。去年よりは順位を落とすのかな、と」
――選手の層を考えると良く戦っていると思うのですが。
「もちろん。守備は安定しているし、角田、上本などタフな選手が多い。チームとしてもタフな戦いが出来るから、そこは大きな強みだよね」
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